2/23 皮膚がんについて キャサリン→テナントクリーク

この夜は雨が降り通しでしたが、公民館の軒のおかげで濡れることはありませんでした。明け方には雨も上がり、6時前にまずはキャサリン南部の外れに移動しました。

6時にヒッチ開始。“この時間に拾ってもらえれば、もしかして今日中にアリススプリングスもアリエルカモ!?”と、思っていましたが、大アマでした(泣 キャサリンは交通量の割りに車がとまってくれません。6~9時の通勤ラッシュが終わると行きかう車は空軍関係の車ばかり。停車する様子はまったくなく、そのまま11時になってしまいました。途方にくれていると、11時ごろ、マイクさんが止まってくれました。この先のトラック検査場に連れて行ってくれると提案してくれました。3Kmほど前進です。“バーニーさんの例もあるのでトラックが止まるところであれば可能性があるかも”と思い、この提案に乗っかりましたが、トラックが全然居ません(汗 さて、ホントに困ったことになってきた。町から離れたため、水の入手が困難になってしまい、またテントを張る場所も見当たりません。ちょっと絶望感に浸りつつ小一時間その場で粘って親指を立てていると、一台のいい感じにボロイ車が止まってくれました。コレまでの経験上、コレくらいのボロさの車は長距離移動者なことが多い。聞けばやっぱり、ここから600Kmほどのテナントクリークにいくといいます。ヨッシャー。



運転手のダランさんはコックだそうで、ケアンズで働いているそうです。休みでオーストラリアの北東部を回り、この中央縦断道を通ってまた東に戻るのだそうです。聞けばオーストラリアで西側は砂漠ばかりでつまらない。いくなら東でしょう(笑 と。ま、次に来たときには是非(笑 ダランさんは学生時代、水泳の選手だったそうで、結構強かったらしい。が、病気のせいで断念せざるを得なかったそうです。
その病気は皮膚がん。
話には聞いていましたが、実際生で見ると痛々しいものがありました。ダランさんの肩口もがんの切除跡がたくさんありました。腕にもいくつか腫瘍があるようで、そのうち腕を切り落とさないといけないのだそうです。オーストラリアの皮膚がん発生率の高さはテレビなんかでよく聞く話ですが、それを生で感じさせられました。

今日の旅も雨を追いかける(られる?)旅になりました。頭上にはずっと雨雲があり、頭が重たい感じです。テナントクリークにつくころには19時を回っていましたが、雨も降っておらずそれほど暗くはありませんでした。コレ幸いと、テント設営場所を適当に見つけて張っていたところ雨がぱらついてきました。“あーもー振ってきた”と、急いで荷物をテントに放り込み、ものの10分ほどで本降り…。んー、オーストラリア中央部はもっとドライなところだと思ってたんですが…。

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