2/22 出発の朝 ダーウィン→キャサリン

今日は朝出発のつもりだったのだが、バーニーさんの仕事の都合で、出発は午後。なので「15時までは好きにしててくれぃ」といわれました。みんな学校やら仕事やらで、家には僕一人。ずいぶん信用されたものです(汗

まずは溜まっていた日記の電子化をしました。電源があるところというのも貧乏旅行では貴重です(笑 オーストラリアでインターネットを使うには、コストが高くついていやな感じです。誰でもつなぐことができるHOTSPOTがある日本が恋しい(笑

次に、バーニー家の皿洗い。コレだけじゃ恩返しになりませんが、誰も洗わないのでカトラリーが全部使い果たされていて、水を飲むのも困る状態だったため、自分が使う分だけ洗うのもヤラシイかなと。いうことで全部洗いました。丸2日分溜まっていたので、洗い終わるのに小一時間ほどかかり、終わったころにはお昼になっていました(汗

勝手に冷蔵庫を漁って(だってそうしないと昼食ないんだもん)、サンドイッチを作って食べてると、キャシーさんが帰ってきました。「子供たちがいないと静かでしょう?」と。はい、静かですね~。

昨夜からずっと雷がゴロゴロいってて天気が不安です。ざっと降ったら晴れると思うのですが、ずっと降りそうで降らない雲行きでした。

午後はスペイン語の勉強をしました。とりあえず必要そうな会話や挨拶から覚えようと思います。バス停やトイレの在処の尋ね方。安宿の探し方など、やればやったで、英語と比較できて面白いのですが、やっぱり暗記は苦手なようです(汗 

16時、ようやく出発のときが来ました。が、行きたくない!驚愕の3連“民泊”で、すっかり怠け癖がついてしまい、ヒッチの旅を再開できるか心配になってきました。ピックアップトラックでルーさんがHWまで送ってくれると、そこにはバーニーさんのトレーラーが止まっていました。今回は積荷に車が乗っかっていました(笑 ホントに何でも運ぶんだなぁ。バーニーさん用の食料を積み込むと、トレーラーはゆっくり発車しました。「あー、もうここには帰ってこれないんだなぁ」とおもうと、いっそう離れたくなくなりました。

トレーラーは一路キャサリンへ向かいます。キャサリンはブルームへの道(西)と、アリススプリングス(中央)へ向かう道の分岐点です。車中、バーニーさんに「日本に来ることがあれば連絡をください」と実家の電話番号と、メールアドレスを手渡しました。バーニーさんは「日本にはトレーラーではいけないなぁ」とか言われましたが、ホント、日本に来たら、滞在のための手助けは全部やったげたい(笑 まさか、こんな内容の会話をすることになるなんて、日本を出るときには思ってもいませんでした。

道中、激しいスコールに見舞われ通しで、雲のある方向に道が続いている気がしてなりませんでした。雨を追いかけて車は進みます。



キャサリンにつくと雨は降っていませんでしたが、午後20時。あたりはすっかり暗くなっていました。バーニーさんと別れ際に、パンと缶詰、カップラーメンとコーラを分けてもらいました。ほんとにいい人だったなぁ。こんな人たちが世の中にはいるんだなぁ。顔は怖いですけどね(爆  3日ほど前からずっと咳きをしていたのが気になります。早く良くなるといいですね!

さて、今夜の寝床ですが、街中で降車したためテントを張る場所は見当たりません。町の地図を把握したかったのでインフォメーションセンター(もちろん閉まってます)を探します。が、ここにちょうどいい感じの広場がありました。安全そうなこともあり、ま、ここで夜を明かしても大丈夫だろうと、陣を張っていた。すると、30分ほどして一人の今風の格好(装備?)をしたアボリジニが近づいてきます。オーストラリアに来て2週間過ぎますが、アボリジニの平均の格好から考えてこの人の格好はちょっと変。

“コイツハアヤシイ”

すぐに警戒態勢に入ります。が、実は良い人かもしませんので、一応世間話には付き合います。いつもどおり、「どこから来た」から始まり、「仕事は?」「今なにしてたの?」「今夜の寝床は?」と話が進み、僕がバックパッカーズを探してることを言うと、「すぐそこにあるょー」と。“んー、僕は今夜ここで夜が明けられたらそれで良いんですが。できればほっといてほしいんですが。ラッキーなのかアンラッキーなのか…、どうやったらこの人居なくなるんだろう”と、考えていると、「お前独身か?」と聞いてきます。彼女は居るけど「独身です」と答えると、「うちの妹要らんかぇ」ときた。“ワァワァ、ほら来た!要らんわボケ”と、もうメンドクサイモード全開です。すると、彼氏は大声で道を挟んだところにいる(のであろう)自分の妹を呼び始めます。バーニーさんに教わりましたが、日本で習う「No、 Thank you.」は、かなり上品な言い方のようで、こういう輩にはまったく効果ありません(笑 仲間を呼ばれたら余計メンドクサくなりそうな空気だったので、速攻荷物をまとめ、とりあえずその場を離れることにしました。コレまでの経験上、アボリジニはアグレッシブに破壊活動や、恐喝を行うようなことはない印象です。が、どこの人種でも夜中に酒飲んで出歩いている人にまともな人は居ないということですね…。

歩くこと15分ほど、街灯がなくなってきてしまい、挙句雨まで降ってきます“ええぃクソゥ!!”と悪態も自然にもれ始めたころ、町外れに?)があり、誰も居ない感じ。コレ幸いと思い、ちょっと雨宿りのつもりで軒下に入ると、コレがいい感じにとおりから見えず寝られそう♪さすがに雨も土砂降りなので、誰も来ないだろうと確信して、ここで夜を明かすことにしました。

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