3/17 いわゆる間貸し プエルトモント到着

目覚めたときには外部は雨模様…。オイオイ、オーストラリアの呪はまだ続くのか!?
バスでの長距離移動は日本よりも全然快適でした。朝8時、車内で配られたスナック(ビスケット&ジュース)を食します。やはり、迂回の影響か、9:30到着予定が大幅に遅れて、12時プエルトモントに到着。幸い、プエルトモントではうす曇りでした。

↑噴水…、下びちゃびちゃだけどおk?


気温は比較的暖かいのですが、地元の人は結構厚着。朝晩は冷えるのかも知れません。昼間の気温は日本の秋口を思わせます。

預け荷物を受け取って、ターミナルから出ます。まずは宿探し。をしたいところですが、インフォメーションが見当たりません。サンチアゴでもそうでしたが、インフォメーションは到着地直近には無い、と心得たほうがよさそうです…。バスが到着する直前、目にしていた“HOSTEL”の文字を頼りに歩いてみる。まずは1軒、4000ペソ(約800円)の看板が出ていたので、これを基準に探してみることにします。

近所に数軒HOSTELがあるのですが、どこも値段表示をしていない。路上の看板も出ていないので開店して入るのかどうかすら直接窓口まで行かなければ分からないシステムのようです。こっちは全くスペイン語が話せないときているので、とても親切設計(笑 ビビッてうろうろしていると、すぐそばのおじさんが声を掛けてきました。こちらが“完全旅行者装備”のところに声を掛けてくるおじさん。この場合どう考えても、客引きだよね…。おじさんはスペイン語でなにやら話しかけてくるが、全く分からない。いろいろおじさんのジェスチャーが面白かったので付き合っていると、どうやら“寝床を探してるのか?”と聞いている模様。そして「5000ペソで泊めてやる」と言っている(多分)。エェー、けどさっき4000ペソのトコ見た。と、返すと、じゃ、4000でもいいよと。おぉ、いきなり1000ペソも値下がりした!もっと吹っかけとけばよかった。おじさんのジェスチャーが面白かったことから、悪い人ではないと判断して、二晩お世話になってみることにした。覚えたての数字と、自己紹介の仕方、出身地を伝える。3ヶ月間スペイン語基礎講座ですネ(笑




旅の荷を解き、早速街に繰り出してみることにしました。バスターミナルの向かいにスーパーがあるのは気がついていたので、とりあえずスーパーに買出しに行きます。すると、スーパーの脇には商店街が。商店街好きなのでついついフラフラと入っていくと、ナント半径300M以内に結構大型のスーパーが5~6軒ありました。これらのスーパーには一通り入ってみましたが、値段的にはどこも同じで、良く成り立ってます(汗 商店街はプエルトモントの中心地に向かって伸びています。洋服店が多いほかは、ファーストフード店、ゲームセンターが並んでいます。プエルトモントは漁師町と思っていたのですが、驚いたことに魚を置いてある店は皆無。スーパーにも魚は置いていませんでした。
商店街を抜けたところでようやくインフォメーションを発見。街の地図をもらうため入ってみるとどうやら15時までお昼休み。“仕事しろよ~” しょうがないので15時まで街の中をブラブラしてみることに。地図が無いので、どこに何があるのかまったく分かりませんが、商店街を見るとその町の物価や生活観が分かって面白いです。物価については、ガソリン価格や主食の値段(チリの場合はパン?)等から察しがつくようになって来ました。

商店街の突き当たりにアウトドアショップがあったので入ってみると一人用のテントが8000ペソで出ていました。1600円くらい? オーストラリアでのタープ紛失事件以来、テントの出番はありませんが、意外に南米でもテントが活躍しそうな予感はしていて、イースター島でもテントが有効とのうわさがあるので、とりあえずテント買っといたほうがいいかもしれません。詳しいスペックが分かりませんが、値段なりなのでしょう。まだ先の話で、もっと物価の安いところで安く手に入るかもしれないので、ここは据え置くことにします。

3/16 いざ、魚介の街へ! サンチャゴ→プエルトモント

朝、バスターミナルへ歩いて移動しました。2時間ほど幹線道路を西へ行くとセントラル駅があり、そのすぐ近くにバスターミナルがありました。代理店のおっちゃんが教えてくれた地下鉄の駅名とは違うようですが(汗 多分ここだと思う。



12時くらいに到着したので、出発時刻まで10時間待ち。ひたすら手持ちの食パンをかじりつつ待っていたので、1斤分消費。チリのパンはパサパサしてて、食べた気がしないため、いつの間にか無くなってしまいます。サンチャゴからプエルトモンとまではプルマンバスを利用。TURBUSに間借りしている感じのバスターミナル。バスターミナルは思っていた以上に大きくて立派です。ここもやっぱりトイレは有料。


と、22:00になったので、そろそろ乗車するはずのバスが現れるはずなのですが、それらしいのが現れない。22:10、我慢できなくなったので係りの偉そうな人に聞いてみると…

どうやらターミナルが違う(!!!!) (゚∀゚)ンナッ! マジデカ!

他にもターミナルがあるなんて想定外!
係りの人のジェスチャーから、ターミナルの位置を推測してあわてて走り出す。22:15分。オイオイ、間に合うのかょ~(滝汗

ナリフリ構ってられないので、とりあえず路上で人に聞くと、どうやら目指すターミナルはそれほど遠くない!言われたとおり50mほどクネクネ走ると、あった! 確かにバスターミナル!! 暇そうにしていたその辺の係員にチケットを見せて、バス乗り場はどこ!! と聞くと、すぐ向かいのバスを指差す。確かにプルマンバス。2階建てのデカイバス!! 時間は22:20 良かったー間に合った〜(;´∀`)

荷物を預けて席に着くと、かなり快適。“南米の長距離バスは快適”と、噂に聞いてはいましたが、足がかなり伸ばせる。しかもラッキーなことに僕の後ろの席は空席なので、背もたれをいっぱいまで倒せます♪50度くらい倒せるでしょうか(笑 ここまで倒せたら、寝てても肩が凝りません(笑 
定刻を5分ほど過ぎてバスは出発しました。途中、地震の影響か、ハイウェイからはずれ迂回する動作が何度か入っている模様。到着に影響しなければいいのですが…。
1時間ほどしてスナックが配られたりたあと、24:00消灯。無事プエルトモントに着きますように…。



3/15 長距離バスの予約 サンチャゴ

時差ぼけのためか朝3時に目が覚めて寝ることができませんでした。することが無いのでスペイン語の勉強です。基本の文法+会話集+辞書で勉強したら効率いいのではないかと思いはじめました。7時、朝食をとるため食堂へ。今朝はパンとコーヒー、ハムとチーズだけで、若干物足りないので自分のパンを焼いて食べました。

今日はプエルトモントまでのバスチケットのブッキングをする予定です。プエルトモントは魚介の産地ということで、おいしい魚を期待できます。街の地図に“バスターミナル”と書いてあるので、その近辺に窓口があるはず、と決め込んで10時ごろ出発。言葉が通じないことを想定して、希望の日付、行き先、発着時間についてロンプラの会話集から抜き出してメモしておきました。

30分ほど歩いてバスターミナルというところまで来てみましたが、窓口らしきものがありません。30分ほど近辺を探し回ったがやはり無い…。仕方が無いので宿の人に聞くために引き返すことに…。宿の人いわく、宿から大通りをはさんで向かい側に代理店があるといいます。歩いて1分(汗

代理店につくとおっちゃんが対応してくれましたが、案の定、英語は通じません。書き下ろしたメモを見せて、行き先を伝えると、パソコンをたたいて席を選ばせてくれました。プエルトモントまで1500Km ほどで12000ペソ。日本円で約2000円くらい?安い!夜行で22時発9時着。11時間のバスの旅。そういえば、バスにはグレードがあったと思うのですが、どれになったんだろうか(笑

時刻は1時過ぎ。もう一度メルカドに、昼食をとりに行ってみることにしました。道中チリ大学の前を通りました。大学生は日本もチリも変わらない感じです。チリ大学というと、日本の東大に当たるのかしら?どんなことを勉強しているのか非常に興味深いです。サンチャゴは病院や薬局がたくさんあるのですが、彼らはそこに就職するんだろうか…。



メルカドに着くと昨日と同様の賑わい。日曜だけじゃなくて良かった。





しかしお昼休みの時間になっているようで、若干閑散としている感じ。肉野街にある食堂をぶらぶらしていると、ある食堂で声を掛けられました。スペイン語が分からないそぶりを見せて、とりあえず席に着くと、まずパンとスープが出てきました。黙って待ってても仕方が無いのでロンプラに書いてある“お勧めは?”のスペイン語を発声すると、とたんに色々返事が返ってきたのですが、さっぱり分からん(笑 とりあえず年配のおばちゃんが熱心に勧めているのをお願いしました。しばらくすると、何やら肉料理と、サラダが出てきました。生野菜はしばらく食べていないので有難い。しかしこの肉はいったいなんだろう…。一口食べてみると、煮込んだ牛肉で非常に美味。米と良く合う。



食べている最中にいろいろ質問されたのですが、やっぱり分からん。なんか知ってる日本語を列挙し始めたので、とりあえず日本人だということは伝わったみたいです(笑 4人の店員のうち3人がペルー人だそうな。

昼食を済ませて帰路に着きます。昨日同様スーパーに寄って、明日に備えて食料を買い込みました。バスの中で食べることになるかもしれないパンと、今夜の食料(パスタのソース)。選んで買えばオーストラリアに比べて安いものもたくさんあるので、ついつい買い込んでしまいます(笑 アルゼンチンはもっと物価が安いそうなので、行くのが楽しみです。

3/14 あぁ、マリア様! サンチャゴ散策 

というわけで、

ドタバタしていて空港から宿屋までマッタコ写真が取れなかった、チリ/サンチャゴ一日目なわけですが、二日目ともなると街の様子や安全性もなんとなく分かってきて、カバンからカメラを出す余裕も生まれてきました。

二日目朝は時差ボケのため朝3時に目が覚め、することが無いのでスペイン語の勉強。とりあえず緊急事態に対応するべく、最初に覚えたフレーズ…

西)ドンデ エスタ セルベシオ? (日訳)トイレ どこ?
トイレ=バニョで通じる。セルベシオはバスルーム的な?


その後、気持ち良~く二度寝して、気がつくと9時30!!ゲゲ、朝ごはん食べ損ねたかも…、と思いつつ食堂に下りてみると、まだほとんど誰も朝食に手をつけてない状態。土曜の朝はみんな起きるの遅いのね…。パン、ヨーグルト、コーヒー、シリアルをたらふく食べて、今日は気合を入れてサンチアゴの街を散策します!ガイドブック等でよく見かけるマリア像見物、そして、メルカドセントロという中央市場に行ってみるつもりです。



存外街は綺麗

マリア像については、昨日宿を探している最中、地上から小さく見えてはいたのですが、今日はその足元まで行ってみようと思います。このマリア像、小高い山の上に建っています。普通の観光客ルートだと、麓までバス移動した後、トロッコに乗って山頂まで行く、と思うのですが、こっちは1ペソだって無駄にしたくないビンボーパッカーなので(汗 “当然”歩いて登ります。“登ります”と書きましたが、登山道ではなく舗装道路が完備されています。この登り道の入り口で、なぜか周りにはマウンテンバイクにまたがった大勢の男女。格好も気合の入った“如何にもライダー” この人たちはいったい…。そう思いつつ坂道を登り始めたわけですが、道中、先ほどのライダーたちがどんどん登っていく。どんどん僕を追い抜いていく。そんな彼等はどうやら“ヒルクライマー”。 ナント、子どもが乗ったキャリーカーをマウンテンバイクの後ろに接続して登っていく猛者も見受けられました。結構な急勾配をみんなシャカシャカ上っていきます…。結局僕は2時間ほど上り坂をテクテク歩いて上がりましたが、もしかしたら舗装されていない方のトレッキング道を歩くと、もっと早く頂上にたどり着けたかもしれません。おどいたことに、頂上付近の広場ではさらにエアロビやら、エアロサイクルといったトレーニングを音楽にあわせてモリモリこなしている人たちがいました…。





頂上では先ほどの自転車集団が広場で大勢休憩していました。“普通のルート観光”でトロッコに乗って頂上に来た人たちは、はなぜこんなに多くの自転車集団がここにたむろしているのか、理解できないと思いますが、僕は知っています。彼らの後姿を見てきましたから(笑 僕も頂上でジュースを買い、一休み。

 この小高い丘から見下ろすサンチャゴの街は、乾燥した土地柄のせいか、大気汚染のせいか、白くかすんでいました…。







4. Re:おお~!!

イミグレなんて、通っちゃえばどうでもいいのです!
荷物なんて待ってれば出てくるので、どうでもいいのです!
��問題が発生すれば、両方とも指数関数的に大問題に発展するのは百も承知ですが…)

僕にとって、この時点で今そこにある危機は、“どうやってサンチャゴ市街地までたどり着くか”



まず、どういう経路をとるにしてもゲンナマが必要だろう、ということで空港のATMを使いますが、コレがまたスペイン語表示で何言ってるのか分からない。カードを入れた時点で言語を変えることができたはずなのですが、どうやらPINコードを入れた後で設定できるようで、それが分かるまでATMの前で不振な作業を繰り返してました(汗

レートが良く分からなかったので適当な金額を押すと、思っていた以上のたくさんの紙幣が出てきて焦りました(汗汗 

次に、市街地までの足ですが、どうやらタクシーかバスが一般的な様子。空港内にはタクシーの呼び込みがたくさん居ました。そのうちの1人の話(スペイン語)だと、市街地までおよそUS$22。“んー、高くね?絶対、他の安い手段があるはず”と思い、とりあえずバスのアイコン表示がしてあるカウンターで聞いてみる。するとUS$ 11で行けると言う。やっぱりね、あるじゃん。ということで、バスで市街地まで行くことにしました。バスといっても乗り合いのワゴン車。ホテルの住所を言うとその前まで連れて行ってくれます。僕は前もって調べていたホステルの住所を伝え、そこまで連れて行ってもらいました。

ここで、心配していた地震の影響ですが、僕の視界の範疇で認識できるものはありませんでした。もしもスペイン語が話せたら、その辺の人と情報交換できるのですが…。市街地にたどり着くまでのおよそ30分、高速道路など通りましたが、破損/修復している様子は見受けられませんでした。これから向かうチリ南部はどうかまだ分かりませんが、現在のサンチャゴでは地震の影響は少なそうに見えます。

さて、思っていた宿にたどり着いたわけですが、例によって予約を取らずに突撃したら、案の定満室でした。ちなみに一晩US$9のドミトリ。そりゃ満室になるわな…。ここで代わりに教えてもらった宿にたどり着き、値段を聞くと一泊8000チリペソ。およそUS$15。んー、ちょっと高いけど、もう時間も時間だし(15時過ぎ…)ということで、ここに3泊することにしました。朝食/インターネット無料。
荷物をおろして、近所のスーパーへかい出しに行きます。ここではまだレートがはっきりわかっていなかったので、売っていたペプシの値段から相場を予想。500ml入りの表示が$580($=チリペソ)。大体1/3すれば、日本円で妥当な価格表示かしら?ということで、考えてみると、全体的に思ったほど安くない(汗 パンは450g入りで$1000前後で300円くらい?

ホントのレートは1000チリペソ = 170円(14/3/2010)ですた(汗

パンとコンソメスープを食したあと、食堂でインターネットしてると、宿の人たちが晩御飯(スペイン語圏の夕食は21時ごろ~らしい)で、手作りピザを分けてもらいました。ラッキー♪



3/13 いよいよ南米編!!飛行機+乗り継ぎで18時間ほど サンチャゴ その1

さて、いよいよ南米に向けて出発ですょ~!!(笑

4時、カンタス航空のカウンターでチェックイン。僕はニュージーランド・オークランド乗換えでチリ・サンチャゴ空港へ入るので、ここでは前者のオークランドまでの飛行機のチェックイン。荷物はそのままサンチャゴまで行くようです。「5:30には出発ゲートに居てちょ」と言われ、出国審査のカードを手渡されました。他の国では入国審査のカードと出国審査のカードが一緒になっていることもあるのですが、オーストラリアは別々の方式を取っています。カード紛失の予防?助かりました(笑

5:40分、搭乗開始です。ここで乗った飛行機は、乗客の数はそれほどでもなく8割程度でしたが、狭いこと(汗 僕は3列席を独り占めできましたが、足の短い僕でさえ“狭い”と感じたので、欧米人にはキツイかと。フライトは2時間ほど。朝早いフライトということで朝食が出ます。始終キャビンアテンダントの対応が無愛想なのが気に入りませんでしたが、コレも狭い機体のせいなのでしょう(苦 



そうこうしているうちにオークランド到着です。上空から見るニュージーランドはオーストラリアとは異なり、一面緑が生い茂っています。飛行機を降り立つと何だか肌寒く感じました。シドニーと比べて緯度的にはそれほど変わらないはずですが、日本で言うところの晩秋の空気。空港内の空調のせいでしょうか…。シドニーとオークランドの時差は3時間。待ち合わせの時間を間違わないよう、オークランド時間時修正します。これから先何度も国をまたぎますが(同国内でも時差があることもありますが…)、どこかで時間合わせを忘れてえらいことになりそうな悪寒が…。





乗り継ぎの待ち時間は5時間。オークランド空港の待合ロビーに缶詰です。はっきりいってトランジットの手続きをした後はすることがありません。ニュージーランドからはLAN航空に乗り換えです。ここ、ニュージーランド・オークランドもオーストラリアに倣ってWEBは有料。手持ちのラップトップは使い物になりません(怒 フリーで使えるインターネットの端末もあるにはありますが、英語しか入力できない(しかも特殊仕様のUBUNTS)ので、思うように検索もできず、他の人も使うのでゆっくり遊ぶこともできず…。ナントモ中途半端な5時間を過ごす羽目になりました。

待ち時間を何とか凌ぎ切り、ようやく搭乗時間になったので搭乗ゲートに向かいます。ここにはもうチリに向かう客しか居ません。周りはスペイン語しか聞こえません。何を言っているのか予想すらできません(汗 30分ほど遅れて搭乗開始になりました。カンタスの飛行機に比べてサンチャゴ行きの飛行機は広々快適。機体自体のサイズが一回り違うようで、こちらの飛行機は2-3-2列という構成でした。この飛行機に乗って11時間飛んで行くわけですょ。

機内ではディナーと朝食が出ました。チリの航空会社ということでディナーではワインを注文。まーコレがおいしいこと♪。タダだから? トイレに行きたくなるとめんどくさいので、あまりたくさん飲めませんでしたが、これからの旅で安く飲める機会があったらまた飲みたいですネ(笑





そして飛行機は現地時間の12:15分に無事着陸。

来ちゃいました。南米。
来ちゃいました。チリ。
来ちゃいました。サンチャゴ。
五月蝿いですか?(笑

とりあえず降機。タラップで降ります。人生初タラップ(笑 はじめてみるチリの空は、乾燥した土地柄のせいか、はたまた大気汚染のせいか、しろく霞んでいました…(泣 さて、オークランド出発時に増してここでは英語の存在感が減ります。そしてオーストラリアよりも東洋人の姿が減ります…。

心細さメーター振りきって、一周回ってワクワクしてたり♪
なんか、一人旅って感じ♪

イミグレでは機内で書いた入国カード(今回はちゃんと所在地を前もって、チリでの滞在場所を調べときました!)を係官に手渡すと、無言でスタンプが押されました。えっと、なにかやり取りが必要なのでは…。いいのかなぁ…。そのご、荷物が出てくるまで40分ほどコンベアの前で瞑想…(笑 

3/12 シドニー空港で夜明かし いよいよ未知の世界南米へ…。

シドニー到着した日に、公園で日記を書いててペンを落としてしまい、何だか書き味がおかしくなってしまいました。どこかで修理/購入できるところがあればいいなぁ…。コレはコレでEF風ではあるんですが…。

シドニー空港へは歩いて移動しました。シドニー中心部からおよそ3時間ほど。Googlemapであらかじめ予想したとおりの到着です。ちなみにおよそ9.9Km。空港の敷地に至ってから、妙に遠回りさせられるのが…(苦笑




空港についてから、実家に“これから南米行くよ連絡”。「コレクトコールで構わないから週に一度は連絡頂戴」と母に言われたので。が、なぜかオーストラリアの公衆電話から実家へコレクトコールが掛かりません。クレジットカード払いなら掛けられるのに、なんで?



ちょうどお昼時だったので、手持ちの食パンとフルーツバー(ドライフルーツを固めたもの?)をたいらげて、15時くらいまでフリーで使える空港のインターネット環境を使って、メールやらチリの情報を検索。16時くらいにはお腹がすいてきたので、財布を漁ると小銭と紙幣が合わせて$8.45あったので、コレを使い切るべくフードコートを物色。すると$8.40のハンバーガーのセットを発見→注文(笑 悲しいかな、オーストラリアにおいて、もっとも高価な食事となりました(笑



明朝までたっぷり時間があるので、空港内の商店をゆ~~っくり時間を掛けてめぐっていたところ、本屋さんでヨーロッパ圏の言語を集めた会話集を発見。ナント16ヶ国語対応!AS$16!! スペイン/ポルトガルはヨーロッパに含まれますが、これから行く南米でもスペイン語/ポルトガル語を使いますし、これからヨーロッパにも行くのでその国々でも役に立つ(かも)ということで、コストパフォーマンス的に良好!!

18時を過ぎたあたりから店が閉まり始めたので、グランドフロアに移動して大型テレビを見ながら、スペイン語の予習やら、大型画面を見ながらウタタ寝していました。

夜中24時頃、ベンチで寝ようとしてたら警備の人に起こされて、「ここで寝ちゃダメ。向こうに集まって」と言われて指差されたほうを見てみると、空港で夜を明かす乗客が一箇所に集められています。みんな順番に警備の人にパスポートの提示やら行き先やらを聞かれてました。今日はここで就寝です。んが、2時くらいには商店の搬入作業が始まり、とてもうるさくて寝られたものじゃありませんでした。

4. Re:ここはひとまず



詳細は、ブログ“オセアニアの旅 2/9-3/10”を参照していただきたいのですが、ほぼヒッチハイクだけでオーストラリア西半分(パース~アリススプリングス~シドニー)を回りました。期間は一ヶ月間。 
注:“ほぼ”と書いたのは、テナントクリーク~アリススプリングス間は、1日半、「墓地」に野宿してまでがんばりましたが、どうしても拾ってもらえなかったためバスを使いました



この間に、
イロイロ出会いました。
イロイロ考えました。
イロイロ学びました。


オーストラリアを旅する”男子”にとって、ヒッチハイクは結構使える手段かと。パース出発当初はビビッて無理だと思ったヒッチハイク。やってみたら意外に結構いけました。

ここシドニーまで至って振り返ってみても、リフトしてくれる運転手の方々は良いヒトばかりでした。まず、HW上で止まってくれる時点でモノスゴイ良いヒトなわけで。挙句の果てには、ご飯をおごって(恵んで)くれたり、自宅に泊めてくれたり(笑 学が無いのでオーストラリアと日本の関係は深く知りませんが、どうやら昔から良い関係だったらしく、僕が「ワシ日本人ー」というと、割と言葉が通じなくてもいやな顔をされることはありませんでした。

ヒッチハイクに必要なこと
まず、何はさておきヒッチハイクに必要なのは、一発目の度胸です(爆 一発目が過ぎれば、後は何とかなるものです。次に、乗せてもらいやすくする戦略ですが、基本的にヒッチハイクは確率論です。交通量が多いところでは比較的早い時間で拾ってもらえますが、スルーされることも多いので、拾ってもらえる率が下がります。後はこの確立を少しでも上げる“努力”をする必要があると考えました。

・街の中心部から郊外に移動する
・明るいうち
・車が止まりやすいところに立つ
・車がスピードを落とさざるを得ない場所付近に立つ
・目立つところに、目立つように立つ
・小綺麗な服装
・小綺麗な荷物
・顔をちゃんと見せる(サングラスはしない)
・なるべく髭は剃る
・なるべく笑顔
・堂々と
・腕はビシッとまっすぐ30度から45度
・親指はピッとそらす(笑
・サインボードがあれば尚良し
・止まってくれたことに対してお礼を言う
・送ってくれたことに対してお礼を言う
・乗せてくれたら真っ先に名乗る

多分、オーストラリアでも共通の道徳観だと思うのですが、もしも自分がリフトする立場なら、暗くなってから、小汚いバックパッカーを車に乗せようと思うでしょうか。そんなの絶対怖いはずです。少なくとも僕は“危険がありませんよ!”というオーラを出すよう努力したつもりです。

また、オーストラリアでは大抵の人が、対向車に向かって合図を送り合います。コレは歩行者に対しても似たようなもので、こちらがサインを送っていたら、何かしら反応があります。ただの挨拶だったり、“おことわりょ”だったり、“がんばんな”だったり。ここで、止まってくれない人に対しても、合図を返してくれるドライバーには笑顔で手を振るよう気をつけていました。特にこの行為でご利益があったことはありませんが…。なんとなく精神衛生上いい気がしたので…。

当初、止まってくれない車に対して、「何で止まってくれないんだょー」とか、「ケチー」とか独り言をほざいていましたが、リフトする側にとっては僕の存在なんて、正直どうでも言い訳で。むしろ止まってくれる、乗せてくれるほうが“有難い”ということに、すぐ気づけます。

それと、たまたまかもしれませんが、ヒッチハイクは天気によります。テナントクリークという産業柄も相まって、全く止まってもらえませんでした。そのほかの場所でも雨の中、乗せてもらったことは一度もありませんので、コレは確信を持っているのですが、ヒッチハイカーの皆さん、どうですか?

オーストラリアでは、長距離トラックは保険の関係で“ほぼ”乗せてくれません。が、一部乗せてくれる人もいます(笑

3/11 オーストラリアでの物価について シドニー3日目

予想はしていましたが、オーストラリアでの物価は結構高い印象があります。
僕が移動手段として使ったのがヒッチハイクだからか。


どういうことかというと、長距離移動はどうしても、HW上にとどまる時間が増えるので、ロードハウスで買い物することが多くなります。このロードハウスというのは日本のサービスエリアと同等な存在で、150~200Kmごとにあるのですが、コレがまたべらぼうにボッタクリます(泣 しかもロードハウス全般的に言えることとして、値段の掲載が無い。商品をカウンターに持っていくまで値段が分からないわけですね。

例えば、オーストラリア西部の例で言うと、シャークベイの入り口にある「オーバーランダーロードハウス」で、1.5ℓの水を購入しました。日本だったら、まぁ高くても300円くらいのものでしょうか?それがこのロードハウスではナント$5.20!!日本円でおよそ400円!!高い!値段の表示が無いので、カウンターのおばちゃんの言い値なんですが…。そして、ナントナント、市街地の大手スーパーで同じ量、同じメーカーの水を見てみると、$0.99!!

オィオィオィオィ!幾らなんでも5倍は取りすぎなんじゃないか!?

ちなみに、この大手スーパーというのは、colesというスーパー。オーストラリアの大きい町にはたいてい中心地にあります。このcolesがブランド化している「Smart buy」シリーズが激安だったりします。こないだ買ったパスタは500g入りで$0.59(笑 他のブランドは$1.50とかするので、1/3くらいの値段で買うことができます。今のところかなりお気に入り♪ けど、地元の人はほとんど手に取らない…。何でだ?不味いのか?何か変な添加物とか入ってるのか?

たとえ移動手段がヒッチハイクでない、パックツアーとかであっても、物価は日本とさほど変わらない感じ。まぁ、今円高だから若干安めではありますが、お得感はそれほどありません。

3/10 未だ雨の祟りからは逃れられず シドニー散策2日目

昨夜から降り出した雨は明け方には小雨に変わりました。空はどんより曇り空。ナントモ天気に恵まれないオーストラリア旅行でしたが、それも後2日です!




今日は天気のせいでテンションが上がらないため、午前中は彼女とチャットや、ブログの更新をしていましたが、午後はそれでもやっぱりシドニー市内を歩くことにしました。別の視点からハーバーブリッジを見てみたいと思ったためです。



街をブラブラ歩いてみましたが、さすがアイルランド系の移民の国だけあって、町並みがヨーロッパです。

いや…、おかしいでしょコレ…↑






2. Re:しかし文才あるのぉ。

早朝6:00、シドニーに到着、同性愛者御用達ストリート(キムさんが教えてくれた)を横切って、いい感じの中心地に着陸。別れを告げるとキムさんの4駆とボートは朝のシドニーの闇に消えていきました…。有難う。キムさんに大感謝です。早朝についたおかげで今日一日丸まる観光に費やせます。


ということで、まずはバッパー探し、のために、インフォメーション探しをしなければなりませんが、こちとら全く情報を持たずに旅しているので(汗 インフォメーションの場所はいつも現地調達です。ここでは、キムさんに教わった道順でとりあえずシドニー中心地の公園(セントジェームス公園?)にたどり着き、インフォメーションが開くまで時間をつぶすと同時に、地図を探して回りました。平日のこんな早朝なのにシドニーの住人はジョギングしたり、ジムで体鍛えたりしてる人が、びっくりするくらいスゴイたくさんいます。公園では日記を書いていました。が、ものすごいたくさんの蚊に襲われました。



午前8時、いい感じに日も昇ったので、インフォメーションノ捜索です。公園にあった市街地の地図を頼りに、一番近いセントラル駅のインフォメーションを目指します。途中にバッパーを発見。$24。「シドニーは物価が高い」と聞いていたので、この$24を基準に他をあたることにします。セントラル駅に着きましたが、インフォメーションが見つかりません。インフォメーションのありかを指し示す標識はあるのですが、コレに沿っていくと電車のインフォメーションにたどり着きます。“エ、トラベラーズインフォメーションではないのかょ”と、思って途方にくれます。他のインフォは2つありますが、どちらも現在地点から2Kmほど離れています。んー参った。

途方にくれてても仕方が無いので、とりあえず当ても無く歩いてみることに。すると幸い駅の近くにYHAを発見。1泊の料金$30超え…。ありえません(汗 とりあえず他をあたってみることに。すると、YHAから数軒隣に「バックパッカーズ」の看板発見!あるじゃんょ(嬉 と思いながら一泊の料金を聞くと$28ドル。朝食は無い。素泊まりで$20ドル以上は高い!受付のお兄ちゃん曰く、「シドニーで一番安いよ」「日本人は特別に$26にしてあげる。タオルもつけるょ!」と。“ウソつき!さっき$24見たもんネ”と。ここは信用できん。と思ったんで、さらに他をあたることに。

当ても無く歩いているといつの間にか中華街に出てきました。どこにでもあります中華街。アジア人たくましいなぁー。路地をうろうろしていると、見つけました、$22!!!手元に情報が無いので、ここに決めました。朝食はありませんが、インターネットがフリー(嬉 好きなだけ日記の更新ができます♪同質の何人かは四六時中ネットカジノで遊んでます。綺麗さについては、バッパーなんでそれなりですが、値段の割りに綺麗(に見えます)。10人部屋ですがかなり広々してます。バストイレも割合綺麗(に見えます)。



荷物をまとめて、早速シドニー市街を散策することにしました。今日は快晴です!まずは宿から程近い港に行ってみることにしました。ギャンブルはしませんが、カジノがあるそうです。なぜか戦艦や潜水艦が停泊していました。カジノの演出でしょうか、なんだかゴージャスな船が停泊しています。



ここまで歩いて、昨夜の疲れ等が感じられなかったので、地図の距離感を信じて、オペラハウスまで歩いてみることにしました。道順は驚くほど簡単。朝時間をつぶした公園をまっすぐ北上していくだけです。距離的に2Kmくらいでしょうか…。

あ…


“3大ガッカリ世界遺産”にノミネートされるオペラハウスですが、ハーバーブリッジとあいまって、結構綺麗に見えました。オペラハウスを見学した後、近くのロイアル植物園の外周を散策しました。天気が良かったのでとても気持ちが良かったです。


ありがとー。天気!

2. Re:環境問題

非常にたくさん刻む日でした。まず、朝起きた時点で雨が上がっておらず、かなりテンション下げな感じで荷物をまとめていると、6:30の段階で上がりました。コレ幸いと早速駅に向かって出発です。

メルボルンからの脱出はコレまでと違い郊外まで歩くことができないので電車を使うことにしました。メルボルンとシドニーを結ぶメジャーな道路は2本あり、1本は内陸を通るとても退屈な道。もう1本は少し遠回りですが東海岸沿いを通る素敵道。時間は余りありませんが、ティムさんのすすめもあったので、素敵道を選択することにしました。








駅に着くと切符の購入。メルボルンでは市電、バス、鉄道が提携して1つの切符で指定時間内であればどれでも乗れるというシステムをとっているようで、前日、郊外までの値段がいくらなのか調べておきました。自販機の使い方がいまいちわからなかったため、窓口での購入しました。自動改札を抜けて刑事に従って6番線で待っていると、指定の時間に列車が7番線に入ってきました。アナウンスを聞きますが良くわかりません。行き先については7番線の列車でいいようですが…、走行しているうちに発射ベルが鳴り出します。“エエイ、違ってたら引き返せばいいや”と覚悟を決めて、7番線の列車に飛び乗りました。社内のアナウンスを聞いても行き先はあっているようなので、どうやらコレでよさそうです。なぜ7番線…。で、30分ほど乗ったところでゾーンの分かれ目。ゾーン1が近距離圏、ゾーン2が遠距離圏?という認識。で、なぜか車内全ての人が降車。何ゆえ…。このまま乗ってればオフィサーにつくと思い込んでいたので、一瞬アワアワしましたが、続いてほかの人が乗ってきたので、まぁ、しばらく様子を見ることに。で、ホントにしばらく10分ほど停車していたでしょうか…。列車が動き始めました。目的地とは反対方向に向かって…。

エェー。

2つほど駅を戻る間に、考えをめぐらせて、とりあえずさっきのゾーン切り替え地点で乗り換えなきゃいけないんだと予想。けど、アナウンスは目的地だったんだけどなぁ…。で、2つ戻ったところで列車を降りて、また目的地に向けての列車を待ちます。再び、ゾーン切り替えの駅に着いたところで、今度はほかのお客と共に降りますが、さて、オフィサー駅にはどうやっていけば?そもそも昨日調べた限りで乗り換えをしなくていい列車を選んだはずだが…。ぜんっぜんわからないので駅員に聞くことに。すると、駅の外に並んでいるバスを指差して「アレに乗んなさい」という。は?バス?まぁ、言われたんだから乗ってみる。途中の係りの人にも聞いてみる。バスの運ちゃんにも聞いてみる。みんなバスに乗れという。多分間違えないんだろう…。バスは3つほどスキップした駅に止まりました。その駅で待つこと小1時間、ようやく列車が到着です。この1時間の間、ほかの乗客やら、駅員やらの行動から推測するに、どうやらバスでスキップした区間で何かあったなと。もしかしたらこないだの雹の影響?

やっとでヒッチ開始地点オフィサー駅に到着したのが11時になってから。



コレまでで最も遅いヒッチ開始です。いつもならこの時間、ヒッチはあきらめてバスにしようかと悩み始める時間です(汗 が、ここまできてメルボルン市街まで引き返すのもためらわれたため、とりあえずHWでたってみましたが、コレがなかなか交通量の割りにつかまらない。そのうち1台の車が止まってくれましたが、この人も10Kmほどのところまでしか行かないといいます。しかしこのままここに居ても仕方が無い空気になってきていたので、その10Km を送ってもらうことにしました。車中、聞いた話によると、僕が立っていたHWは旧道で、シドニーに向かう人は新道のほうをとおるなりょ。昨日の雨はすごい嵐だったなりょ。そうだったのかぁ。結局このおじさんには、新道と旧道の交差するところまで送ってもらい、お礼を言ってわかれました。

そして、新道に立って10分!はやいペースです(笑 割とコレまで似ない、綺麗系のワゴン車が止まりました。運転手さんは大学で総務をしているそうで、法律の勉強そして居るそうです。彼はこの日友達と一緒に湖に遊びにいくそうで、その分かれ道まで100Kmほど送ってもらうことにしました。やはり昨日の嵐は尋常ではなかったとの話でしたが、メルボルン中心地ではそんなに感じなかったけどなぁ…。

分かれ道で立っていると、今度はボーズ頭の怖そうなお兄ちゃんが止まりました。が、実際全然怖く無かったです(笑 これからゴルフをしにいくとかで彼には10Kmほど送ってもらいました。この時点で15時。んー今日の移動は、電車を入れても300Kmほどだが、コレが限界か?



ま、6時まで試す気持ちで立っていたら、今度はオーストラリアなまりの激しいおじいちゃんが止まってくれました。コレまでで一番いい車です(汗 このおじいちゃんはレイクエントランスという場所に住んでいるとかで、レイクエントランスの郊外まで現在の場所から10Kmほど送ってもらいました。このレイクエントランスという場所はとても綺麗な砂浜で有名で、サーフィンもできるそうです。ボーズ頭のお兄ちゃんも「絶対ここで一泊したほうがいい」と、一押しでした。次の機会にはぜひ!この時点で午後5時。

“もうさすがに、ここからシドニー(900Km)は無いな”と思ってHWに立っていると、ここから100Kmほど離れたキャンリバーというところに帰るというタスクさんに拾ってもらいました。レイクエントランスには彼女に会いにきていたそうです。職業は環境調査をしている学者だそうで、この先にある国立公園で働いているとのこと。国立公園というだけのことはあって、行く先には鬱蒼とした森林が広がっていました。いつもはブッシュの中を歩き回っているそうです。



「今日はここでおしまい。ブリスベンから合計400Kmほど移動して、シドニーまで残すところ600Kmくらい?また、あすたですな」と、ロードハウス近くのベンチで暗くなるまで日記を書いていました。目の前には大きなボートをトレーラーに乗っけた4駆が止まっています。オーストラリアでは、ボートを持っている人がたくさん居て、週末になると引っ張っていってボート遊びをするようです。さて、寝る場所を探さないとなと、動こうとしたところ、この目の前のボートの持ち主と思わしきおじいさんから声を掛けられました。どうやら、お前はシドニーに行くのかと聞いている模様。「ええ、私はシドニーに行きたいですbyヒッチ。」と答えると、リフトしてやろか?と。

は?今もう7時すぎてるんですが、これからですかぃ?冗談でなければぜひ!

このおじいちゃん、キムさんといいますが、この週末(連休だったそうです)に、ボートの競技会か何かがあったんだけど、ボートが壊れちゃったんで、シドニーで直すというのです。シドニーまでおよそ600Kmあります。タフですねー(汗 ボートも4駆も30年以上前のものだと言うことです。確かにぼろく見えますが、かなりいい感じに味が出てます。4駆は速度を落とすとエンストしたりします(笑

結局、ティムさんが推薦してくれた東海岸の景色はほとんど見ることができませんでしたが、かなり速いペースでシドニーにたどり着くことができそうです。

3/7 今日も雨 メルボルンで足止め

朝からずっと雨。例によって早朝は誰も起きてこないため、朝のうちにシャワーを借りてさっぱり。昨夜、無線LANのつなぎ方を教わったので、今日は誰も起きてこなくても暇じゃありません(笑 姉からのメッセージで、母が心配していることを知り、母のGMAILに向けてこちらの写真を何枚か送信したり、彼女とチャットしたりしているうちにお昼になった。
だめですねインターネット。僕を堕落させるアイテムです。

3/6 メルボルン散策

朝6時、昨夜は胸焼けしてよく寝られませんでした。やはりここ数日食べすぎな気がします。「残さず食べる」という習慣も、よしわるしですね…。改めないと。朝のうち、誰も起きてこず。当初の思惑では早朝からメルボルンを散策するつもりだったのですが、現在の住所がわからないため、出かけるにも出かけられません。webのつなぎ方もわからないので、街の方角もわからないので動くに動けず、とりあえず日記の電子化をしていました。それにしても静かな家です。レンガ造りの家とはこうも静かなものでしょうか。



居間は天井から差し込む光と、埃っぽさのせいで、結構幻想的な感じを醸し出しています。10時ころ、ジルさん(ティムさんの彼女)がおきてきました。彼女に街への行き方や、住所を教えてもらい、いざ散策開始です。

実は結構都心に近く、歩いても30分くらいでメルボルン中心街に到達しました。さすがに南西部だけのことはあり、西部とは違って緑が多い!!公園も多くて生き返ります(笑 教会等はもちろん、普通の住宅も、いい感じに年代物が並んでいます。京都の町屋みたい。






中心地にあるメルボルン博物館を横目に、ジルさんに教わったアウトドアショップへ行ってみる事に。



“さすがにこれだけの大都市であれば、レインウェアの1つや2つ手に入るでしょう”と思ってみたのですが、「置いてない」と。「2ブロックほど離れたと専門店ならあると思う」といわれたので、教えてもらったとおりの場所に行ってみると、そこには登山の専門店外がありました。すごいです。どの店も品揃え豊富で、みていてまったく飽きません。結局メルボルンの散策そっちのけで、アウトドアショップめぐりをして時間を使ってしまいました。

お目当てのレインジャケットを無事手に入れ、さて帰りましょうかといったところ、それまで快晴だった空の片隅に黒塊が…。しかも時たま光ってる…。アレ、絶対雨雲だよね…。と、ちょっと速度を上げつつ帰っていたのですが、ついに頭上まで雨雲が迫ってきたので“こりゃ一雨くるな”と思って、あわてて古本屋のの軒下へ非難。すると間もなくものすごい雷と共に、路上に固体が落ちてきます。コレ僕にとって人生初の雹。すごい数の雹がバラバラと落ちてきました。そしてそれを追うように今度は土砂降りの雨…。雨宿りをしたところは少し上り坂になっているのですが、目の前の道路は見る間に川のように水が流れてました。行き交う人も「エェー」って顔して見守っていました。



軒下で30分ほど待って居ましたが止む様子が無いので古本屋の中で暇つぶしすることにしましたが、コレが結構面白い。欧米版地球の歩き方、ロンリープラネットの中古本がたくさん置いてありました。残念ながらこれから向かう南米の物は置いてありませんでしたが、いいですね古本屋。いくらでも時間がつぶせます。が、この古本屋、高い。つか、原価より高くね?

雨が小降りになったんで、買ったばかりのレインウェアを着込んで雨の中帰ることにしました。いきなり実地検証です。が、結構いけてます。いい買い物しました。あと心配なのは耐久性ですね(笑