2. Re:環境問題

非常にたくさん刻む日でした。まず、朝起きた時点で雨が上がっておらず、かなりテンション下げな感じで荷物をまとめていると、6:30の段階で上がりました。コレ幸いと早速駅に向かって出発です。

メルボルンからの脱出はコレまでと違い郊外まで歩くことができないので電車を使うことにしました。メルボルンとシドニーを結ぶメジャーな道路は2本あり、1本は内陸を通るとても退屈な道。もう1本は少し遠回りですが東海岸沿いを通る素敵道。時間は余りありませんが、ティムさんのすすめもあったので、素敵道を選択することにしました。








駅に着くと切符の購入。メルボルンでは市電、バス、鉄道が提携して1つの切符で指定時間内であればどれでも乗れるというシステムをとっているようで、前日、郊外までの値段がいくらなのか調べておきました。自販機の使い方がいまいちわからなかったため、窓口での購入しました。自動改札を抜けて刑事に従って6番線で待っていると、指定の時間に列車が7番線に入ってきました。アナウンスを聞きますが良くわかりません。行き先については7番線の列車でいいようですが…、走行しているうちに発射ベルが鳴り出します。“エエイ、違ってたら引き返せばいいや”と覚悟を決めて、7番線の列車に飛び乗りました。社内のアナウンスを聞いても行き先はあっているようなので、どうやらコレでよさそうです。なぜ7番線…。で、30分ほど乗ったところでゾーンの分かれ目。ゾーン1が近距離圏、ゾーン2が遠距離圏?という認識。で、なぜか車内全ての人が降車。何ゆえ…。このまま乗ってればオフィサーにつくと思い込んでいたので、一瞬アワアワしましたが、続いてほかの人が乗ってきたので、まぁ、しばらく様子を見ることに。で、ホントにしばらく10分ほど停車していたでしょうか…。列車が動き始めました。目的地とは反対方向に向かって…。

エェー。

2つほど駅を戻る間に、考えをめぐらせて、とりあえずさっきのゾーン切り替え地点で乗り換えなきゃいけないんだと予想。けど、アナウンスは目的地だったんだけどなぁ…。で、2つ戻ったところで列車を降りて、また目的地に向けての列車を待ちます。再び、ゾーン切り替えの駅に着いたところで、今度はほかのお客と共に降りますが、さて、オフィサー駅にはどうやっていけば?そもそも昨日調べた限りで乗り換えをしなくていい列車を選んだはずだが…。ぜんっぜんわからないので駅員に聞くことに。すると、駅の外に並んでいるバスを指差して「アレに乗んなさい」という。は?バス?まぁ、言われたんだから乗ってみる。途中の係りの人にも聞いてみる。バスの運ちゃんにも聞いてみる。みんなバスに乗れという。多分間違えないんだろう…。バスは3つほどスキップした駅に止まりました。その駅で待つこと小1時間、ようやく列車が到着です。この1時間の間、ほかの乗客やら、駅員やらの行動から推測するに、どうやらバスでスキップした区間で何かあったなと。もしかしたらこないだの雹の影響?

やっとでヒッチ開始地点オフィサー駅に到着したのが11時になってから。



コレまでで最も遅いヒッチ開始です。いつもならこの時間、ヒッチはあきらめてバスにしようかと悩み始める時間です(汗 が、ここまできてメルボルン市街まで引き返すのもためらわれたため、とりあえずHWでたってみましたが、コレがなかなか交通量の割りにつかまらない。そのうち1台の車が止まってくれましたが、この人も10Kmほどのところまでしか行かないといいます。しかしこのままここに居ても仕方が無い空気になってきていたので、その10Km を送ってもらうことにしました。車中、聞いた話によると、僕が立っていたHWは旧道で、シドニーに向かう人は新道のほうをとおるなりょ。昨日の雨はすごい嵐だったなりょ。そうだったのかぁ。結局このおじさんには、新道と旧道の交差するところまで送ってもらい、お礼を言ってわかれました。

そして、新道に立って10分!はやいペースです(笑 割とコレまで似ない、綺麗系のワゴン車が止まりました。運転手さんは大学で総務をしているそうで、法律の勉強そして居るそうです。彼はこの日友達と一緒に湖に遊びにいくそうで、その分かれ道まで100Kmほど送ってもらうことにしました。やはり昨日の嵐は尋常ではなかったとの話でしたが、メルボルン中心地ではそんなに感じなかったけどなぁ…。

分かれ道で立っていると、今度はボーズ頭の怖そうなお兄ちゃんが止まりました。が、実際全然怖く無かったです(笑 これからゴルフをしにいくとかで彼には10Kmほど送ってもらいました。この時点で15時。んー今日の移動は、電車を入れても300Kmほどだが、コレが限界か?



ま、6時まで試す気持ちで立っていたら、今度はオーストラリアなまりの激しいおじいちゃんが止まってくれました。コレまでで一番いい車です(汗 このおじいちゃんはレイクエントランスという場所に住んでいるとかで、レイクエントランスの郊外まで現在の場所から10Kmほど送ってもらいました。このレイクエントランスという場所はとても綺麗な砂浜で有名で、サーフィンもできるそうです。ボーズ頭のお兄ちゃんも「絶対ここで一泊したほうがいい」と、一押しでした。次の機会にはぜひ!この時点で午後5時。

“もうさすがに、ここからシドニー(900Km)は無いな”と思ってHWに立っていると、ここから100Kmほど離れたキャンリバーというところに帰るというタスクさんに拾ってもらいました。レイクエントランスには彼女に会いにきていたそうです。職業は環境調査をしている学者だそうで、この先にある国立公園で働いているとのこと。国立公園というだけのことはあって、行く先には鬱蒼とした森林が広がっていました。いつもはブッシュの中を歩き回っているそうです。



「今日はここでおしまい。ブリスベンから合計400Kmほど移動して、シドニーまで残すところ600Kmくらい?また、あすたですな」と、ロードハウス近くのベンチで暗くなるまで日記を書いていました。目の前には大きなボートをトレーラーに乗っけた4駆が止まっています。オーストラリアでは、ボートを持っている人がたくさん居て、週末になると引っ張っていってボート遊びをするようです。さて、寝る場所を探さないとなと、動こうとしたところ、この目の前のボートの持ち主と思わしきおじいさんから声を掛けられました。どうやら、お前はシドニーに行くのかと聞いている模様。「ええ、私はシドニーに行きたいですbyヒッチ。」と答えると、リフトしてやろか?と。

は?今もう7時すぎてるんですが、これからですかぃ?冗談でなければぜひ!

このおじいちゃん、キムさんといいますが、この週末(連休だったそうです)に、ボートの競技会か何かがあったんだけど、ボートが壊れちゃったんで、シドニーで直すというのです。シドニーまでおよそ600Kmあります。タフですねー(汗 ボートも4駆も30年以上前のものだと言うことです。確かにぼろく見えますが、かなりいい感じに味が出てます。4駆は速度を落とすとエンストしたりします(笑

結局、ティムさんが推薦してくれた東海岸の景色はほとんど見ることができませんでしたが、かなり速いペースでシドニーにたどり着くことができそうです。

2 件のコメント:

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    環境調査の人で思い出したけど、オーストラリアにいる間に是非人々に聞いてみたら?
    鯨問題。
    結構みんな無関心だったりしてね(笑。
    関係ないけど、オーストラリアも車は左走行なんだねー。知らなんだ。

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    ��あね~さん
    いやー、それがね(笑 聞いてみたいんだけど難しいね。国際問題を他言語で語り合うの。まだちょっとハードル高い。
    実は一度、ヒッチの車中のラヂオニュースでこのことが流れている(っぽい)感じだったんだけど、車内が“シン”としちゃって…(笑 この沈黙を打開する言語能力がまだありません。英検2級(推定)程度の語学力なんて、こんなものですよ。度胸はついたんで、今度は教養をつける番ですね(汗

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