5/15 マチュピチュまでどうやって行くのか、と



朝トイレに目が覚める。
お腹の調子悪し orz

マチュピチュまで行く方法として、webで見つけた方法↓
マチュピチュへの行き方、全ての方法を徹底解説(2006年7月現在)
クスコ→ウルバンバ→オリャンタイタンボというところまで行き、 ここからアグアカリエンテス(マチュピチュ村)まで専用列車を使うか、歩く というルートが一般的(注.オリャンタイタンボ-アグアカリエンテス間を歩くのは、一般的ではありません。間違いではありませんが、50Kmあります!!! 一般的には、オリャンタイタンボから"82Km地点駅"まではバスで行き、それからアグアカリエンテスまでの25Kmを8時間で歩くのが、よく知られた安上がりなルート)らしいのだが、昨日、宿のおばちゃん達に教えてもらった方法だと、クスコからオリャンタイタンボまで直行のバスが出ているらしい。宿からバス乗り場まではタクシーを利用。2.5ソル。

クスコからマチュピチュまでの目印

より大きな地図


宿で書いてもらったメモ。
「これをタクシーで見せてバス乗り場につれてってもらいなさい」、と。
ありがたや〜


あ…宿からバス停に行くタクシーの中で帽子を宿に忘れたことに気付く
もう戻れない… orz

オリャンタイタンボまでのバスは大型バスを予想してたけんだけど、乗り合いワゴン車だった(笑 オリャンタイタンボまでの料金10ソルを、その場で支払い。クスコ-オリャンタイタンボの所要時間は2.5時間。オリャンタイタンボはマチュピチュへ行く人は必ずといっていいほど経由する町で、観光客しか居ない。




オリャンタイタンボからアグアカリエンテス(マチュピチュ村)まで
インカレイルという専用列車が通ってる。

 

通っているのだが…

料金体系が良くわからない。予約をした場合は一律の料金のようだけど、予約なしの場合は時間によって変わる、の、?かしら…?
お金のある人は使ってみてはいかが?
Inca railのWEBサイト


…と、いうことで、歩きます(注.繰り返しますが、オリャンタイタンボ - アグアカリエンテス間は50Kmあります。歩くのは一般的ではありません)。ここで、僕は間違いを犯します。"線路上"を歩かなければならないところで、"線路に沿った道路"を歩いてしまったのです…。多分、オリャンタイタンボ-82Km地点駅 の間の、しかも道路を歩く人は居ないと思う。


はじめは舗装された広い道路だったので、「これで8時間なら余裕じゃ~ん」と思っていました
 

が、そのうち未舗装道になり、砂利がゴロゴロ。車が1台通れるかどうかの幅になって行きます。
歩き始めて8時間過ぎる頃、ようやく82地点に到達。







流石にここまで来ると、何か間違えてる気がしてきたが、やっぱり線路上は歩かない。
82Km地点を過ぎる頃、道は人やロバしか通れないような道に変わっていき、せまる夕暮れ…。



たまたますれ違った人に、「マチュピチュまで行くんだ~」って言ったら、「ここからじゃ今日中に着かないぞ。テント持ってるのか!?」って言われた。どうやらホントにたどり着けない気がしてきた…。



結局、周りは真っ暗闇になってしまい…。
ようやくこの頃になってから、線路上を歩き始める。



テントを張れそうな場所は見当たらず、線路脇に野宿するスペースはなく…。

日本から持ってきたLEDマグライトは、先日の盗難で無くし、手持ちの光源は使い捨てライターだけ。ずっと点けていられないので、着火の火花を飛ばして足元を照らしながら歩いた。途中、枕木の間に現れる幅の広い溝に落ちること2回。暗闇で前のめりに溝に落ちる恐怖から半泣きになりながら進みました。

そんな中で、2時間ほど進んだでしょうか、真っ暗闇で、向こうから光が近づいてくるのが見えました。はじめはちいさなLEDライトを照らしながら誰か近づいてくるのかと思ったが、すぐそばまで来ても話しかけてくる様子がない。こちらの存在に気がついていないのかと思って「おらー」と話しかけてみるも、返答がない。ここでようやく気がついた。この光源の正体はホタルでした。進行方向に目を凝らすと、すごい数のホタルが飛んでいるのが見えました。ホタルの光を見るのは小学生以来で、疲労や空腹を忘れて、しばし感動。

当初8時間で到着のつもりで歩き始めたので、食料は殆ど持って無く、
水も飲み干してしまい、
足は痛くて、
周りは真っ暗。
歩を進めるのも、枕木の間の溝が見えない。
野犬なんかがいたら怖いので、
止まって休むことが殆ど出来ず、そして止まっていたら寒い。

ライトがあれば、
列車に乗っていれば、
テントを張る場所があれば、
ガスがあれば、
水があれば…。

こんな状況になったことが無いので、軽く頭がおかしくなりました。


そんなこんなで23時を回ったあたりで、山腹に人工的な光を見たときには、"あぁ…やっとマチュピチュに到着したぁ~"と思って、泣けてきました。

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